牧師室より
◆最近あったことについての雑談ですが・・・先日、六ヶ月になる娘のパスポート申請に行ってきました。申請のためには顔写真が必要ですが、この写真を撮るのがなかなか難しい・・・なかなかじっとしていないですし、きちんと正面を向いた写真を撮るのは、想像以上に難しいのです。とはいえ、今はデジカメで撮った写真をすぐに確認できますし、何枚も撮った中から自由に選ぶこともでき、そのデータをコンピュータに取り込んで、写真のサイズも求められる規格に合わせて自由に調整できます。さらにそれを自分のプリンターできれいにプリントアウトできるのですから、考えてみれば本当に便利なことだなと改めて思わされました。
◆わたしが中学生のときにはじめてパスポートを申請したときのように、こういう証明写真を、写真屋さんで撮り直しのきかないフィルムで撮影してもらっていたとき―わずか二枚でも結構いい値段だったように記憶しているのですが―には、小さい赤ちゃんの証明写真などはどんなふうに撮っていたのだろうと本当に不思議に思います。その写真がよく撮れているかどうかの確認も現像してみなければわからなかったでしょうし・・・◆それはさておき、便利な技術の恩恵にあずかりつつも、撮った写真の中から納得のいく一枚(これは当然ながら本人の思いではなく、あくまで両親の納得のいく一枚ということなのですが・・・)を選ぶことは難しく、結局二種類の顔写真を用意して申請に行くことにしました。一つは、いわゆる証明写真の条件通り正面を向いて、目はきちんと開いていて、口も結んでいるものの、ちょっとムスっとした感じの表情になっているもの。もう一つは、正面からちょっとだけ横向きになっていて、口もちょっと開いているので、ふつうの証明写真の条件からするとアウトかなと思いつつも、表情としては笑顔で自然な感じもの。
◆実は今回のパスポート申請は、日本とアメリカの両方の国のものをそれぞれ申請したのですが、―これは国や文化の違いだなと思わされる点ですが―日本のパスポート申請では、予想通り、ちょっと横向き、ちょっと笑顔の写真はNGだったのに対し、その同じ写真が、アメリカ大使館では「これはとってもいい写真ですね!」と当たり前のように受理してもらえました。本人がもう少し大きくなってこの二つのパスポートを見たら、きっと日本のパスポートを見て「なんでこの写真なの?」と言われそうです・・・
◆ところで皆さんは、自分で納得のいく証明写真が撮れたと感じたことがありますか?